北方領土問題について理解を深める
「北方領土」について詳しく知っている人は少ないかもしれません。
道東の大自然とともに、実際に目で見て考え、この機会に北方領土への理解を深めましょう。
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- 四つの島の
地域からなる「北方領土」 -
「北方領土」とは、北海道の東北部の海に浮かぶ4つの島々からなる地域の総称です。 択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)島の4つに分けられる地域のため「北方四島」とも言います。 歯舞群島には、納沙布岬からすぐ目の前に見える貝殻島や水晶島、秋勇留(あきゆり)島、勇留(ゆり)島、志発(しぼつ)島、多楽(たらく)島などの島々が含まれます。 ちなみに、貝殻島は根室半島の納沙布岬から3.7kmしか離れていません。
- 四つの島の
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- 北方領土問題の解決には
国民一人ひとりの正しい
理解が必要 -
1945年、日本がポツダム宣言を受託した後の8月28日から9月5日までの間にロシア(旧ソ連)は、北方四島のすべてを占領しました。 その後、1956年、日ソ共同宣言が署名され、日本とロシア(旧ソ連)の国交が再開されましたが、北方四島は返還されませんでした。 返還運動が半世紀以上にわたって行われていますが、いまだに領土の返還が実現されていません。 この問題を解決するためには、国民一人ひとりの正しい理解が必要です。
- 北方領土問題の解決には
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- 平和的解決を目指した
北方四島との交流が
行われています -
北方領土問題の平和的な解決を実現するためには、日本人と北方領土に住むロシアの人々が互いに理解し、友好を深めることが必要です。 そのために、1992年から「北方四島交流(ビザなし交流)」が始まりました。 2015年度までに日本からは12,439人が四島を訪問し、8,859人のロシア人が日本を訪れています。 また、1999年から元島民とその家族が故郷である北方四島を訪れる自由訪問が行われています。
- 平和的解決を目指した