株式会社アレフ えこりん村
身近なレストランが取り組むエコ活動から
持続可能な循環型農業と環境を学ぶ
北海道の玄関口・新千歳空港からアクセス良好な恵庭市にある「びっくりドンキー」を運営する株式会社アレフのエコロジーテーマガーデン・えこりん村では、楽しみながら食と農業、環境のつながりを学ぶことができます。
食を提供する企業の責任として
農業や環境への取り組みを魅せる
全国でハンバーグレストラン「びっくりドンキー」などを展開する株式会社アレフが、2006年にオープンした「環境と農業のエコロジーパーク」。外食を提供する企業として、持続可能な社会づくりに取り組むCSR活動として、レストランから出る生ゴミのリサイクルやCO2排出を抑える技術開発、羊や豚の飼育や野菜・花き栽培などを通して循環型農業の研究を行い、それらを学べるテーマパークとして一般客や、教育旅行の受け入れを行っています。
「北海道らしい風景の中で、楽しみながら食と農、環境のつながりを学んでいただきたいと思います。帰宅後に、日常生活の中であったり、レストランを利用していただく際などにまた思い出して、ご家族で話すきっかけになれば」と、営業担当の大森泰明さん。
営業担当 大森泰明さん
自分たちが食べたものの循環を知る
SDGsを学ぶエコ学習
ウェルカムセンターの展示コーナーで、スタッフの説明により、えこりん村とびっくりドンキーが取り組む農業や環境の取り組みとSDGsの目標との関わりを学ぶことができます。店舗から出る生ゴミをリサイクルして肥料として活用したり、廃食用油を精製してバイオディーゼル燃料として活用する仕組み、古くなった食器を削って再利用する仕組みなどは、普段から身近にあるレストランの取り組みとして親しみを感じながら知ることができます。
また、循環型農業による羊や豚の飼育、冬季も水を張って生態系を保全する「ふゆみずたんぼ」など農業の研究を行い、提携する農家との協力のもとびっくりドンキーの食材の仕入れ活動にも役立てられていることを説明し、食を提供する企業として、地域の人や消費者と共になぜこのような活動に取り組んでいるのかを示しています。
エコ学習
- SDGs 目標番号
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動物たちとの出会いの広場「みどりの牧場」
ファームツアー・牧羊犬ショー見学
えこりん村では時期により500〜1,000頭の羊が放牧されています。ファームツアーではトラクターが牽引する車両で園内を巡りながら、スタッフのガイドにより放牧されている羊を眺めたり、季節の花を観賞できます。トラクターの燃料にはびっくりドンキーの店舗などで回収された廃食用油から精製されたバイオディーゼル燃料が使われています。
園内の「みどりの牧場」では他にもアルパカやラマなどの動物たちの様子を見ることができます。牧羊犬ショーも行っており、牧羊犬が飼育員の指示に従ってたくさんの羊を動かす様子から、動物と人との関わり、信頼関係を見ることができます。
冬季のファームツアーでは、スタッフがバスに乗り込み、えこりん村の外周をまわりガイドします。
レストランの生ゴミ資材や小樽ビールから排出されるビールかすを活用するバイオガスプラントの施設などを巡ります。
牧羊犬ショー
- SDGs 目標番号
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園内で栽培される花や野菜から
植物の力や可能性を知る
栽培されている特色ある植物からも、農業や食べ物について知ることができます。「とまとの森」にある1本の大きなトマトの木は、毎年1粒の種から育てられ、直径約10mもある木にたくさんの実をつけています。2013年には、世界一面積の広いトマトの木としてギネスに登録されました。
その他、イギリス人ガーデンデザイナーが設計し、季節の花で彩られた「銀河庭園」や、食べられる野菜や果物を整えてガーデンとして育て上げた「キッチンガーデン」もあります。銀河庭園では食べられるバラを栽培してシロップやジャムを製造しており、ガイドでは6次産業化についても触れています。
トマトの木
ツリーハウス
- SDGs 目標番号
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おいしく食べて農業、環境を考える
森のレストランTen-Man
レストランでは教育旅行のランチとして、カレーランチと煮込みハンバーグランチを提供しています。ソーセージとハンバーグの豚肉は、えこりん村で育てている放牧豚「こな雪とんとん」を使用。煮込みハンバーグランチには、えこりん村のふゆみずたんぼで育てた黒米を使用しています。また、食器はびっくりドンキーの店舗で古くなったものを削って再利用しています。
カレーランチ
煮込みハンバーグランチ
- SDGs 目標番号
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株式会社アレフ えこりん村
- 住 所
- :恵庭市牧場281-1
- 電 話 番 号
- :0123-34-7800
- ウェブサイトURL
- :http://www.ecorinvillage.com/index.html