洞爺ガイドセンター 小川裕司さん
世界に誇れる恵まれた環境だからこそ、
次の世代に伝え守っていきたい。
- SDGs 目標番号
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「支笏洞爺国立公園」に指定され、さらに「洞爺湖有珠山ジオパーク」として認定されるエリアとして、洞爺ガイドセンターではその豊かさを地元の子どもたちに伝える活動を行っています。また、地域の自然を守るゴミ拾い等の活動も地道に続けています。
地元の恵まれた環境を知って
子どもたちが愛着と理解を。
洞爺ガイドセンターでは、地元の小中高校生に、洞爺湖の自然やジオパークを題材とした環境教育を行っています。洞爺湖の岸辺の生物とソウベツ川の生物を比較し、地域の水環境の違いを知る体験を通して、なぜ保全が必要なのかの理解を深めています。また、地域の自然環境を知り、学ぶことで自然との共生について考える機会を設けています。
小川さんは、「身近にあるから気付けないことも、見過ごしていたことも、興味を持ち理解することで驚きや発見が生まれてきます。ここで生まれた驚きや発見は地元への理解と愛着につながると考えています」と言います。
地域の人と共に地道に環境を守る。
火山を知って共に生きる努力も。
環境保全として、湖畔のゴミ拾いは地元の自治体や観光関係者、ボランティアと共に定期的に行うほか、日々気づくたびにカヌーからのゴミ拾いも行っています。また、火山は景観や温泉、産業や農畜産物といった、さまざまな恵みを与えてくれる一方で災害危機をもたらす可能性も秘めていると考え、火山を知ることで地球を知り、火山と共に生きる知識や知恵を育む努力を日々重ねていると言います。「洞爺湖を通じて、北海道を、自然を好きになってもらおう。その想いで、いつもガイドをしています」。