北海道のアイヌ文化

万物を敬う、アイヌの「心の源」から学ぼう!

自然にも道具にも「神」が宿る

イオマンテの火まつり

大自然と共に生きるアイヌは、動植物、生活の道具や家、山や湖などの自然と自然現象のそれぞれに「神(カムイ)」が宿るとして敬い、人間も自然の一部であると考えています。

神である自然は、アイヌの暮らしに欠かせない存在です。狩猟や漁労にあたっては、必要な時に必要な分だけしか取らず、他の動物たちのため、来年のために自然の中に残しておきます。このように、アイヌは大自然と共生し、多くの神に祈り、感謝をささげながら生活してきました。

生活や文化にも深い関わりを持つ自然

サケの丸干し

アイヌに語り継がれる物語には、「森羅万象に命があって、人間が大事だと思うものはすべて神様。そのすべての神様が自分の行動を見ているから、誰から見られても恥ずかしくない行動をしなさい」という、神と自然と人間の関係についての教えがあります。

また、アイヌは自然を暦代わりにもしました。「ウドの実が黒くなったらマスが遡上する」「アカツツジの咲くころは、ウバユリの根が取れる」など、自然から生活の糧を得るタイミングを見計らっていたのです。

事前学習 参考サイト
公益社団法人北海道アイヌ協会一般財団法人アイヌ民族博物館