北海道の歴史文化

歴史の舞台に立って体感!激動の幕末・明治

世界に開かれた北海道の海の玄関口「函館港」

函館港と函館山

函館港は、函館山麓からの海岸線に位置する天然の良港です。1853年にアメリカの東インド艦隊司令長官ペリーが浦賀に来航し、1854年に日米和親条約が結ばれ、当時「箱館」と呼ばれていた函館が下田とともに開港しました。

さらに1859年には横浜、長崎とともに貿易を開始。箱館には港からさまざまな国の文化が入り込み、洋館や教会、和洋折衷の住宅などがつくられました。函館市の西部地区には、当時をしのばせる異国情緒たっぷりの街並みが残っています。

箱館戦争の舞台となった「五稜郭」

箱館奉行所

1864年、箱館の防備強化を図るため、箱館奉行所は日本初の洋式築造城郭「五稜郭」に移転しました。五稜郭は、旧幕府軍と明治政府軍による戊辰戦争の最後の戦い「箱館戦争」の舞台でもあります。

函館市内には、五稜郭内に復元された箱館奉行所をはじめ、市立函館博物館など幕末期の貴重な資料や収蔵品を展示した施設が点在しています。また、道南地域のあちこちにも箱館戦争の遺跡や遺構が見られ、戊辰戦争の終幕をリアルに感じ、学ぶことができます。

事前学習 参考サイト
函館市 五稜郭の概要北海道歴史・文化ポータルサイト AKARENGA